助産学生|就職活動について

助産学生

はじめに

 こんにちは、sheep🐑です。

 今回は助産学生さんの悩みの種の1つである「就職活動」についてコツと具体的な方法をお届けします。

 助産師の採用枠は少ないことに加えて、1年目から助産師として産科勤務可能な病院は限られています。そのため、新卒から助産師として働くためには早くから準備を始め、戦略的に就職活動に取り組む必要があります。

 この記事では、実体験をもとに助産師就職を戦略的につかみ取るための就職活動のコツ、具体的な進め方をお伝えしていきます。

助産師就職をつかみ取るコツ

なるべく早く始める

 遅くとも卒業年の夏からは始めましょう!

 パンフレットや合同就職説明会は看護師採用中心に情報提供が行われることが多いため、助産師採用の詳細に関しては病院説明会への参加や助産師就職した先輩から話を聞くなど能動的な情報収集が必要となります。

 自分に一番合う就職先を見つけるために、早くから情報収集にとりかかりましょう!

看護師ではなく、助産師でなくてはならない理由を明確にする

 助産学校の試験や助産コースの選抜試験でも確認されたと思いますが、就職試験の面接でも必ず問われる項目です。他の受験者と差別化するためにも、根拠となるエピソードを準備しておくことが重要になります。

 また、助産師としての今後のキャリアも面接の鉄板事項であるため言語化できるレベルまで構築させておく必要があります。

 看護師ではなく、助産師でなくてはならない絶対的な理由があるか、それを伝えられるかが助産師の採用基準となります。

 

早くからの情報収集・徹底的な自己分析 が助産師就職をつかみ取る鍵!

おすすめの手順

 就職活動は自分と病院のマッチングです。自分のキャリアにおける望みを明確にし、情報収集を通して、その望みが実現できる就職先を見つけることが必要になります。

①自己分析

 まずは、次の4つの質問について自分なりの解答を考えてみてください!

  • なぜ助産師になりたいのか:これまでの自分の経験を振りかえって統合させる
  • 今後のキャリア:どのような助産師になっていきたいか、どんな病院に勤めたいか
  • 学生時代で力を入れていた活動や印象に残っている経験のブラッシュアップ
  • 自分の好き・嫌い・得意・苦手

 この4つの項目に対して自分なりの解答を書きだしていくと、自分自身の「軸」が見えてきます。就職先を選ぶ上で大切になるのは「軸」を明確にすることです。病院の理念、教育体制、立地、待遇、人間関係すべての面で自分の希望を満たす病院を見つけることは難しいです。そのため、自分の就職の「軸」となる、ここは絶対に譲れない!という条件を決めておくとよいでしょう。

②情報収集

合同就職説明会への参加

多くの病院の情報を1度で得られる絶好のチャンス。対面で質問もできるため、効率的に情報収集することができます。また、地域が異なる病院も参加していることも多いため、これまで知らなかった病院との出会いもあります。

私自身も、もともと地元就職を希望し就職活動していたのですが、自分の「軸」とマッチする病院が見つけられず悩んでいたときに、合同就職説明会で自分の「軸」とマッチングする都内の病院と出会うことができました。

助産師として働いてる先輩に話を聞く

次の4つの項目について聞いてみましょう!

  • 助産師就職できたか
  • 病院の人間関係
  • 給与、寮のこと
  • その病院のメリットとデメリット

上の項目を聞くと病院全体のイメージがつかめると思います。合同就職説明会で得た情報とのすり合わせを行うと、気になる病院はいくつかに絞ることできるはずです。

③気になる病院を選定

 上記①、②を統合し、自分の「軸」を満たす病院を3つ程度に絞りましょう。この時点では1つに確定しなくてOK!

④③で選んだ病院の病院見学会に参加する

 病院見学会では、現場の様子、実際に働いている助産師さんのリアルな声がきけるため、その病院で自分が働いていけそうかを判断できる絶好の機会となります。何かを選択するときの自分の直感は本当に大切!

 また、病院見学会に参加した経験談を面接の際に伝えることで、志望の強さを伝えることもできます。

⑤志望理由書の作成

 志望理由書を書く際には病院の理念や特徴的な活動をもとに、その病院でなくてはならない理由が伝わるように意識して書きましょう。自身のこれまでの経験や、病院見学会での具体的なエピソードを入れられると差別化することができます。

⑥面接対策

 まずは、面接の必須の項目となる志望理由・キャリアプラン・希望の配属先、その理由などに対する回答例を考えてみましょう。また、面接は志望理由書をもとに行われます。そのため、志望理由書の内容を再度確認し、自分が面接官ならどこを深堀りするか考え、質問内容も考えてみましょう。

 次に、準備した回答例を言葉で実際に発してみましょう。できれば録音して聞いてみると、自分自身でも客観的に評価することができます。分かりにくい表現や話す順序などを修正します。これを繰り返します。

 時間があれば、一度友人や先生に模擬面接をやってもらうと安心して本番に臨むことができます。

 最後に、基本的な面接マナーを確認しましょう。

おすすめのスケジュール

夏~秋

①自己分析~②情報収集まで行い、気になる病院を2~3個に絞る

2月 志望理由書の準備

3月 エントリー

4月 関東圏の病院の面接試験

6月 地方の病院の面接試験

おわりに

 就職活動は、助産師としてのキャリアの第一歩目です。決めきれずたくさん迷うと思いますが、迷えるのも今だけの特権です。たくさん悩んでください!

 将来のことは誰にもわかりません。今、自分にとって最善だと思える道を突き進みましょう。

 皆様が素敵な春を迎えられることを願っております🌸🐑

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